『Journal of Resarch personality』誌の記事によれば、アイオワ州立大学の心理学者の、怒りのレベルと睡眠の質に関する研究結果が発表された。
データでは、より怒りのレベルが高い程、睡眠の質・量共に低下するというものである。さらに、怒りのコントロール能力や処理能力が低い程、睡眠に大きな影響を与えているという研究結果であった。人種・性別・年齢・社会的地位・ストレスの違いなどを考慮しても結果は変わらなかったということです。
怒ったまま寝るのは良くないことは一般的感覚としてあるが、データの裏付けが証明された。これは非常に大切なことであるのは言うまでも有りません。
寝れないことだけに固執するのではなく、一度、怒りという感情をどの様に解決することが出来るかを先に考える必要があるようです。
サーノ博士の”TMS理論(緊張性筋炎症候群)”というものがあり、そこでも”怒り”の感情が様々な症状を引き起こしていると述べられています。
病は気からという言葉は、気持ちを強く持つという意味だけでなく、病は気(怒気)からやってくるとも読み取れるのではないでしょうか。