オーバートレーニング症候群とは”運動のし過ぎ”によるものです。難しい言葉やお話は置いといて簡単に説明します。
筋肉の現状維持から、筋肉の瞬発力・持久力の向上を目指す為にトレーニングを行うことは必要です。運動により傷ついた筋肉は休養(睡眠・栄養・低負荷の運動)によって超回復をします。回復のスピードは競技の種類や個人の身体によって大きな差があります。指導者や運動管理者はこの個人差を意識する必要があります。オーバートレーニング症候群は単純に回復と運動のタイミングのズレが生み出していることを認識しましょう。
疲労回復に効果が期待出来ると、マッサージやストレッチや鍼などを受ける選手も増えていますが、休養の効果には遠く及びません。しかし、休養中にメンテナンスとしてその様な施術を受けることはプラスになりますが、人の手で傷ついた組織を治すことは不可能です。身体が治せる環境をいかに整えられるかがポイントになります。
起床時、身体がダルクて重たい場合は疲労が溜まっている状態です。運動パフォーマンスの低下だけではありません。、意欲の低下や精神的不安定、ホルモンバランスの崩れ、貧血など症状が多岐にわたってくると回復にも相当の時間(3~6カ月)がかかります。
特に成長期真っ最中の学生スポーツの場合は、正しい知識を持つことが、ケアを受けることよりもはるかに大切であることは間違いありません。