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「緩急」が大切

「待つ」「遅さ」はダメな事ばかりではありません。

 

 

決断力・即決・即効性…などの言葉は非常に魅力的な言葉です。

 

ただ、この急ぎすぎが良い結果ばかりかというとそうではありません。

 

先延ばしや、待つ、遅いということで良い結果やアイデアが生まれていることが実は多いんです。

 

 

 

例えばスポーツでは

 

野球やバレーボールなどの球技が分かりやすいですが、相手の動き、球のコースなどをギリギリまで見極め、最後に瞬発的な

 

力を発揮することが必要になってきます。俊敏なだけでなく”緩急”が大切ですね。一流のアスリートほどこの緩急の使い方が上手です。いつ力を入れて、いつ抜くのかを学習していくことが上達のポイントですね。

 

 

次に日常生活ではどうでしょう。

 

効率化やスピードと言った言葉に追い掛け回されていませんか?

 

やり残した事は必ず今日中に終わらせたい!明日に残すなんて出来ない!なんて方が多い様に思います。仕事など他人に負担 

 

がかかる場合は別として、たまには明日に残す余裕を持ってみましょう。

 

 

人間の身体は日々違います。しかし、することは毎日一緒。リズムも一緒。無理がかかって当然です。交感神経(活動的)の

 

スイッチが切れないままでは睡眠の質も悪く、当然疲れも取れにくいでしょう。

 

肩こりや腰痛で悩んでいる方に非常に多いパターンです。

 

 

 

動物である人間も、本来四季の変化に応じて生活のリズムが変わるものでした。それが現代、照明で調光し、エアコンで適温

 

にし、一年中大きな環境の変化を作らず生活出来る様になりました。その結果ギャップが生まれたのです。最近よく聞く自律

 

神経失調症はその最たるものでしょう。自律神経はほぼ全ての身体の機能に関係があります。ですから自律神経が乱れると症

 

状も多岐にわたってしまい、処方されるお薬の数も増えてしまうことが問題になっています。

 

 

スポーツでも仕事でも日常生活でも「緩急」を少し意識してみてはいかがでしょうか?