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急性期と慢性期の対処法

急性期と慢性期でのアプローチの違いについてお話します。

 

まず急性期ですが、これは症状が出てから数日~一週間程度です。外力の有無にもよりますが、組織の損傷(炎症)が起こっている場合が多いので、その炎症を抑えることが最優先です。注射、消炎剤の服用、湿布などが最も有効になります。同時に、身体のバランスを整える施術や微弱電流、超音波などの電気治療も併用して頂いても構いません。強いマッサージやストレッチは避けた方がいいでしょう。

 

 

次に慢性期でのアプローチです。いよいよ炎症も軽減され痛みの峠を越えてくれば、原因追求をしていきます。これといった外力が無いのに痛みが出てきた場合は、身体のバランス、使い方の崩れが蓄積され発症している場合が多いです。安静期間が必要以上に長くなると、関節の拘縮、筋力の低下、筋肉の委縮、神経機能の低下が起こります。再発防止の為に、これらを改善していかなければいけません。

 

脳は痛みを記憶する働きがあります。

 

痛む期間が長ければ長い程、脳は痛みを記憶してしまい、組織の損傷が治った後も痛みを感じてしまうという悪循環に陥ります。病院と整体やカイロプラクティックでは長所短所が異なりますが、適切なタイミングで必要な医療を受けることが最も大切です。