東北・早稲田・九州大学の研究グループが発表したデータです。
簡単に説明すると、週単位の運動時間(筋力トレーニング)と健康の相関関係を示したものです。データから分かることは、週に30分~60分で死亡・疾病などのリスクが一番低下し、逆に100分~120分を超えるあたりからリスクが上昇するというものです。ここでいう筋力トレーニングとは、自重や器具を使った筋力アップの為のトレーニングであり、ウオーキングやヨガ、体操などの有酸素運動のことではありません。
健康ブームや高齢化社会に伴い過剰な運動をしている場合はセーブする必要があり、健康維持が本来の目的である方は一度見直さなければいけないでしょう。運動のやり過ぎは逆効果であるということです。
おススメの方法としては
<自重トレーニングの場合>
20分の自重トレーニング×週3回
10分の自重トレーニング×週6回
<器具を用いたウエイトトレーニングの場合>
30分のウエイトトレーニング×週2回
などです。加齢に伴う筋力低下は生活の質の低下につながり、やがて寝たきり状態に移行します。加齢に伴う筋力低下は100%防ぐことは不可能ですが、効率の良いトレーニングのより健康寿命を延ばすことは可能です。しかし、焦る気持ちが強しぎると身体が無意識のうちに緊張し、睡眠障害や肩こり・関節痛などが起こりやすくなることもあるので注意が必要でしょう。