捻挫とは、靭帯の損傷(完全断裂・部分断裂)を指し、程度により1度~3度に分類されます。
靭帯が”伸びた”という言葉を耳にすることがありますが、厳密には、靭帯は素材が非常に硬くほとんど伸縮性が無い為、微細に線維が断裂している状態でゴムの様に伸びることはありません。
ここからが本題になります。
靭帯には関節の物理的な制御と固有感覚受容器(メカノレセプター)による動きの制御の役割があり、メカノレセプターとは簡単に言うと”位置覚”や”運動覚”のことで、靭帯がくっついている関節が今どの様な位置にあって、どの様な強さで動いているのかを感じ取って脳(中枢)に伝えています。脳はその情報を元に筋肉に適切な指令を送ることで、人間の身体はスムーズに活動出来ているのです。
メカノレセプターは筋肉・骨・靭帯などの組織に多く存在し、捻挫やそれに伴う手術などによりその機能が部分的あるいは全体的に失われることが分かっていて、受傷後出来るだけ早期に機能を回復させることが重要になってきます。しかし、治癒過程でメカノレセプターの機能不全が残ってしまうと、再発のリスクが大きくなったり、回復により時間がかかってしまうなどの弊害が出てきてしまい、繰り返す捻挫の多くの原因の一つになっているのです。
そこで大きな効果を発揮するのがカイロプラクティックです。
カイロプラクティックとは関節のズレを直接治すのではなく、関節を動かしている筋肉を司る神経にアプローチをし、結果的に関節のズレや動きの改善することが目的です。カイロプラクティックには非常に多くのテクニックがありますが、アクティベータメソッドカイロプラクティックは最新の科学とデータにより導き出された最も新しいテクニックです。非常に小さな刺激と、的確な検査法が特徴で、メカノレセプターの機能が落ちている箇所を的確に刺激し活性化することが出来ます。。
病院でのリハビリテーションとカイロプラクティックのどちらがいいのか?ではなく、それぞれの長所と短所を理解した上で、良いとこどりで活用して頂きたいと思います。